人形供養とは、大切にしていた人形やぬいぐるみを供養する日本独自の文化です。

日本では、古来より「全ての物に神が宿る」という考え方があり、特に古くから大切に扱ってきた物には魂が宿ると考えられています。
中でも人の姿をしている人形や可愛らしいぬいぐるみを粗末にゴミとして捨てるのは抵抗を感じるという方は多く、役目を終えた人形に対して感謝の想いを込めて供養するのが「人形供養」です。
お子様が成長して不用になった雛人形、五月人形、ぬいぐるみや、ご家族で大切にされていた人形など思い出が詰まった品々を大切に祈祷供養致します。

もう使わなくなったけど思い出ある品々、お祓い(魂抜き)いたします

仏壇・神棚・遺影・写真類・賞状・人形類(ひな人形・五月人形・ぬいぐるみ)、結納品類、その他…
他のゴミと一緒の袋に入れて捨てるにしのびないものを、お寺でお祓い(魂抜き)をして処理します。
石像(お地蔵さん・その他)につきましては、小型の物のみ処理をしています。
現地に軽トラックにてお伺いし、その場でお祓い(魂抜き)法要を行い、軽トラックに積載して帰ることもあります。
西方寺で行うお焚き上げについては、宗教性のあるもの、もしくは個人的に思い入れが深い物のみの処理です。

※一般ゴミの処理等は廃棄物専門の業者に依頼ください。

仏壇などの処理について

① まずは手作業にて分解
西方寺裏手にある作業場におきまして、大まかに分解し、照明器具(電球、電線)および、蝶番(金属)などを取り外します。

② 二軸破砕機
二軸破砕機という処理機にフォークリフトで投入します。

③ 一次破砕後
ずいぶんと細かくなりました。
文字などが彫ってあるものから、プライバシーなどが漏れないように今一度、破砕機に投入します。

④ 二次破砕後
さらに細かくした上で、焼却処理の業者さんへ依頼し、お焚き上げが完了します。

西方寺ではダイオキシンや煙が出ないインシナー社製の焼却炉を使用し、長年「お焚き上げ」を行ってまいりましたが、学校や公共施設また住宅が隣接するなど周辺地域環境への配慮から自身での焼却をやめることとなりました。
便宜上「お焚き上げ」と申しておりますが、僧侶が境内で直接焼くことなく、専門の業者へ焼却依頼をしていることをどうかご理解ください。

フォークリフト(2代目)の紹介

名前「テラ・カーゴ」号 トヨタL&F製 ディーゼル2トン

名前の由来は、テラは「お寺」と「単位(たくさん)」・カーゴは「加護」と「貨物」からつけました。
お寺にフォークリフト??と驚くかもしれませんが、もちろん荷物の運搬・積み込み作業、お焚き上げ品の二軸破砕機への投入、夏の万燈供養のための高所作業、冬の積雪時に除雪作業で大活躍しています。ホワイト塗装にブルーのリボンで装飾され、おしゃれなフォークリフトとして親しまれています。

運転の担当は副住職さん

盆提灯の高所作業

積雪時、夜明け前の除雪作業